サッカーの歴史と現状
サッカーは世界で最も盛んなスポーツの1つで、200を越える国や地域で親しまれています。
日本やアメリカなどでは「サッカー(soccer)」という名称が浸透していますが、世界的には「フットボール(football)」と呼ばれています。 足を使って1つのボールを操り、相手のゴールにボールを入れるという非常にシンプル且つ奥の深いスポーツで、イングランドやイタリア・スペイン・ドイツ・ブラジル・アルゼンチン・メキシコなどではスポーツの枠を越えた「文化」「人生」として多くの人に愛されています。
サッカーの歴史
サッカー(フットボール)の歴史は古く、中世イングランドで村の祭の1つとして村人達が1つのボールを蹴り合う催しが行われていた事から始まったという説が一般的で、 イングランドがフットボール発祥の地とされていますが、正確な起源についてははっきりとはわかっていません。
19世紀頃にイギリス・ロンドンでルールを統一する協議が行われ、最終的に「手を使っても良い」=ラグビー、「手を使ってはいけない」=フットボール(サッカー)という形に分かれたといわれています。 その後1908年のロンドンオリンピックで正式種目になりましたが、アマチュア規定の強いオリンピックではプロの選手を集める事が出来ないという問題が起こり、 プロの選手でも参加可能な国際大会「FIFAワールドカップ」を開催するようになりました。
現在のサッカー(フットボール)事情
現在でもサッカー(フットボール)は世界的に人気が高く、多くの人々に愛されています。 ヨーロッパや南米ではスポーツの枠を越えた「文化」の1つとして定着しており、地元のクラブのユニフォームを着てスタジアムに足を運ぶ老人や街中でボールを蹴り合う子供たちの姿を目にします。 日本でも1993年のJリーグ開幕を期にサッカー人気が高まり、日本史上初のワールドカップ出場や、日本と韓国のワールドカップ共同開催、2006,2010のW杯出場など、サッカーに注目する機会が増えてきました。
欧州/ヨーロッパ
ヨーロッパにはスペインのリーガエスパニョーラ、イタリアのセリエA、イングランドのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガなど世界最高峰のプロサッカーリーグがあります。 世界中のスター選手のほとんどがこのヨーロッパの4大リーグに所属し、世界最高のプレーで観客を魅了しています。 最近では選手の年俸の高騰や巨額の移籍金、各国の資産家によるクラブチーム買収など、サッカーにおける金銭の動きが一段と激しくなっています。
南米/ブラジル・アルゼンチン
サッカーと言えば南米ブラジル・アルゼンチンが頭に浮かびます。ブラジル代表やアルゼンチン代表は世界で1.2を争うほどの強豪国です。 しかしブラジルやアルゼンチンのプロリーグはヨーロッパと比べるとスター選手の数が少なく、メディアに取り上げられる事も少ない為日本でもあまり馴染みがないかと思います。 どうしてもブラジルやアルゼンチンなどの南米のリーグは経済的な面でヨーロッパなどの経済先進国に劣ってしまう為、優秀な選手を自国リーグに招く事ができません。なのでブラジルやアルゼンチン出身の優秀な選手達もヨーロッパのビッグクラブに高額の年俸と移籍金で引き抜かれて行ってしまいます。 しかし南米の各国がダイヤモンドの原石の宝庫である事に変わりありません。素晴らしい選手達が国内リーグで成長し、高額の移籍金と引き換えに巣立っていくことで経営を潤しているクラブもあります。
アフリカ大陸
近年アフリカのサッカーのレベルが急激に向上してきています。 元々恵まれた身体能力を活かしたプレーや独特なドリブルのリズム・個性的なテクニックでヨーロッパや南米のチームを苦しめてきた国々でしたが、最近ではスピードやパワーなどの個人能力だけでなく、緻密な戦術やチームプレーなど組織面で目を見張る成長を遂げています。 素晴らしい素材を持った選手も多いため、アフリカの選手達はヨーロッパのビッグクラブから常に注目されています。
アジア・オセアニア
世界的に見ればアジアはまだまだサッカー後進国です。しかし近年アジアの優秀な選手がヨーロッパや南米のクラブに移籍するようになり、また2002年にアジアで初のワールドカップが日本と韓国の共同開催という形で行われました。 まだまだヨーロッパや南米からのアジアの選手に対する偏見や、ジャパンマネーなど経済効果が目的の日本人選手の獲得などがあると言われていますが、今後たくさんの優秀な選手達が海外で活躍していく事でアジアのレベルが上がり、世界的な認識が変わっていく事に期待したいところです。
日本国内/Jリーグ・アマチュア
日本にプロリーグが誕生して20年が経ちました。しかし100年以上の歴史を誇るヨーロッパのサッカーと比べるとまだまだ歴史が浅く、ワールドカップの出場も1998年が初めて。日本のサッカーはまだ始まったばかりと言えます。 現在はJリーグディビジョン1(J1)・Jリーグディビジョン2(J2)に合計40のプロサッカークラブがあります。Jリーグ開幕当初は10チームしか無かった事を考えると、日本にも徐々にサッカー文化が根付きつつあるのだな…と感じます。 JFLや社会人リーグなどのアマチュアや女子サッカーなど下部の組織も充実し、最近では“なでしこジャパン”として女子サッカー日本代表がメディアに取り上げられる機会が増えました。 ビルやデパートの屋上など狭いスペースで気軽に出来るフットサルが学生や若い女性・サラリーマンの間で広まりつつあり、経験者・未経験者問わずサッカーと触れ合う人々が増えてきています。