サッカー選手に大切な食事と栄養
発育期のサッカー選手(小・中・高校年代)は十分な食事をとらなければなりません。試合や練習で使う栄養を補給したり、消耗した体力を回復させるために、十分な栄養素を効率よく補給すれば、常によいコンディションで試合・練習に臨むことができます。いつ・何を・食べればよいかを認識しましょう。
 五大要素をバランスよく
練習・栄養・休養はサッカー選手にとって大切な毎日のイベントです。表@の五大要素をバランスよく、偏らないように食べることが大切です。試合がなく身体を作るトレーニング期は肉や魚をより多く取って筋肉を作り、シーズン中の試合前にはキックオフの3〜4時間前に炭水化物(ごはんや麺類)とビタミン(果実や生ジュース)を中心とした食事を摂ることが良い方法です。
 朝食抜きは最悪
欠食してしまうことは発育期のサッカー選手にとって大敵です。三度の食事をしっかり食べましょう。特に「朝食抜き」は最悪です。寝ている間にも糖質などの栄養は消費されるので、朝食で栄養をとっておかないとパワーが出ず、貧血の原因になりかねません。授業中眠くなってしまったり、練習にも影響してきます。夜更かしをしたり、夜遅くにスナック菓子を食べてしまうのが原因となっていることもあります。 また、昼食については中学年代までは給食のある学校がほとんどです。栄養バランス・カロリー等への配慮も十分にされています。昼食もしっかり食べましょう。
 練習後から夕食までの注意
練習後は大変おなかがすきます。しかしここでスナック菓子やカップ麺・炭酸飲料などをとってしまうと糖分・脂肪などで一時的に満腹になってしまい、肝心な夕食がしっかり食べられなくなってしまいます。練習後はおにぎり・サンドイッチ・牛乳等を軽く補給するだけにして、夕食をきちんと食べるように心掛けましょう。
 エネルギー補給のタイミング
食事は試合や練習の3時間前までには済ませしょう。 また、試合前日と当日はごはんや麺類(炭水化物=糖質)中心の食事にし、脂っこいおかずは我慢して、麺類(うどん・そば・スパゲッティー等)も肉や魚介類、天ぷら等が入っていないものにしましょう。 糖質は脳や神経のエネルギーでもあり、集中力の維持にも役立ちます。
 水分補給
人間は運動をしなくても1日2.4リットルの水分を失うと言われています。この水分を補うためには、毎日コップ8杯の水分の補給が必要です。運動により失う水分は運動量・気温・湿度等の条件により異なりますが、平均的な運動では1時間に0.5〜2リットルの水分を失い、水は胃ではなく腸で吸収されるので、飲んだものがいかに早く胃を通過するかが重要です。飲料に含まれている糖質・電解質の相対的な濃度が胃からの排出速度を変化されるので濃度の高いものは水分の吸収を遅らせることになります。また、温かいより冷たいものの方が排出スピードが速く、理想的な温度は8〜13℃と言われています。